「SUBSTANCE PAINTERの教科書」をレビュー

CG
この記事は約6分で読めます。

ボーンデジタルさんから出版された書籍「SUBSTANCE PAINTERの教科書」をレビューさせていただきます。

Substance Painterを知らない方や、これから始めたいと考えている方へ向けて、この書籍の内容と、実際に読んで勉強してみた感想を伝えていきます。

 

本題に入る前に、Substance Painterはどういったソフトか知らない人のために補足しておきます。

Substance Painterは、3Dモデルの”テクスチャ”を作成するソフトです。簡単にリアルな質感のテクスチャをつくれ、プロの方も使用している高機能ソフトです。

以下の画像はSubstance Painterで自作モデル用のテクスチャを作成した際の比較です。

左側がカラー・メタリック(金属の質感のパラメータ)・ラフネス(表面のなめらかさのパラメータ)のみ適用したもの。

右側がSubstance Painterのアセットを追加したものです。

初心者の私でもSubstance Painterを使えば簡単にリアルな質感をつくれました。

 

私自身、Substance Painterは知ってはいたのですが、日本語の情報が少なくて学習するのにハードルがありました。

今回出版された「SUBSTANCE PAINTERの教科書」は、数少ないSubstance Painterの日本語情報なので、英語が苦手という方や、すぐに使い方を覚えたい方にはとくにオススメしたいです。

 

それでは、本題に入っていきます。

購入を考えている方の検討の手助けになれば幸いです。

 

 

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大まかな内容構成

「SUBSTANCE PAINTERの教科書」の目次は以下の通りです。

■準備編
-Substance Painterの初期設定
-本書で使用するサンプルデータの読み込み方法

■入門編
-Substance Painterの特徴
-Substance Painterの導入
-Substance PainterのUI
-レイヤーとマスクの機能
-ブラシとマテリアルの機能
-ジェネレーターとフィルターの機能
-IDマップとアンカーポイントの機能

■応用編
-モデルのインポート
-ハイメッシュを使ったベイク作業
-質感別のマテリアルの塗り分け
-プロシージャルな汚れのペイント
-透過表現の方法
-Emissiveマップ(発光)の作成
-テクスチャの書き出し
-外部で作成したテクスチャの読み込み
-サイ(動物)のテクスチャ作成
-テクスチャのクオリティアップ

■作例編
-VTuberを例にしたNPRペイント
-AKMライフルを作例にした「ハードサーフェス」「メカ系」のペイント
-アンティークランプの作成とMayaでのテクスチャセット
-チームを前提にしたゲームの背景作成
-様々なイメージのロボットを仕上げる

大まかにまとめると、Substance Painterを用いたテクスチャの作成手順の解説と、プロの方々の作例の解説の2部に分けられます。

ページ数的にもテクスチャ作成が約160ページ、プロの作例が約140ページと半々ぐらいです。

 

前半のテクスチャ作成の解説では、Substance Painterに搭載されている機能の中でも使用頻度の高い機能を中心に説明してあります。

入門編は、各機能がどういった役割を持つのかの説明で、応用編は、表紙の剣やサイのモデルにテクスチャを割り当てながら各種機能を解説してあります。

 

後半の作例解説では、プロの実際のSubstance Painterを用いた作品を用いて、知っていると差が付く技術を解説しています。

VTuberの衣装(NPR)や、フォトリアルなランプ、ロボットの作例があります。

 

全体としては、書籍のタイトル通り”教科書”のような内容となっています。

 

 

 

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「SUBSTANCE PAINTERの教科書」の良いポイント(主観)

一通り読んでみて、個人的に良かったポイントは以下の3つです。

・画像が多くてわかりやすい
・作成の流れがわかる
・テクスチャのことを全体的に学べる

それぞれについて詳しく書いてきます。

 

・画像が多くてわかりやすい

読んでいて一番良いと思ったポイントは、画像が多くてわかりやすいところです。

設定したパラメータ1つ1つを適用前と後の画像で比較しつつ解説しているので、視覚的に違いが確認できます

どのくらいの画像量かというと、体感で見開き2ページあたり6割ぐらいを画像が占めています。それに加え画像のサイズも大き目なので、kindleのように拡大できない実本でもテクスチャの違いがよくわかります。

画像が多くて説明が少ないなんてこともなく、各パラメータの解説もあるので心配しなくて大丈夫です。

 

・テクスチャ作成の流れがわかる

応用編、作例編では、目標の見た目を再現するための操作手順に沿って解説しているため、実際にテクスチャを作成していく流れが学べました。

簡単にまとめると、色塗り→全体の質感→ディテールといった感じですかね。

ここら辺の流れを把握しておくだけで、オリジナルのテクスチャをスムーズにつくることができました。

 

・テクスチャのことを全体的に学べる

読むだけでも単純に、テクスチャについて学ぶことが多かったです。

私はテクスチャに関してはカラーとノーマルマップだけ意識してつくっていたのですが、学習してみると、他にも学ぶべきことが多くあることがわかりました。

例えば、影や汚れなど意図的に加えることでディテールをさらにつくりこむことができたりします。

書籍内ではハイクオリティなテクスチャの作成手順が学べるのでこれからSubstance Painterを学びたい人にオススメしたいです。

 

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まとめ

「SUBSTANCE PAINTERの教科書」は、Substance Painter使い方からハイクオリティなテクスチャをつくる流れについて学べる書籍です。

3Dモデルはテクスチャがあってこそ作品として完成するので、これから自分の作品をつくってみたい方はぜひSubstance Painterを使ってみてほしいです。

手っ取り早くSubstance Painterの使い方を覚えたい方には、「SUBSTANCE PAINTERの教科書」をおすすめします。

 

Amazonの商品ページでは書籍の中身を数ページ確認できるで、興味のある方はぜひ確認してみてください。

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