ZBrush Coreってどんなソフトなんだろう
ZBrush Coreでできるモデリングの幅が知りたい
このような疑問の参考になるような情報を提供します。ZBrush Coreを購入して使ってみた感想をメリット・デメリットにリストアップして解説します。
私と同じモデリング初心者の方の参考になれば幸いです。
結論から言いますと、ZBrushCoreは、これから3DCGを始めたいという方に、個人的に最もおすすめしたいソフトになります。
理由を簡単にまとめると以下の通り。
・直感的にモデリングできる(スカルプトの強み)
・操作が簡単
・低価格(3Dソフトの中で)
■ZBrush Coreを実際に使ってみて感じたメリット
ZBrushCoreを使ってみて感じたメリットを先ほど挙げた3DCG初心者へおすすめしたい理由に沿ってまとめていきます。
ZBrushCoreがおすすめな理由は以下の通りでしたね。
・直感的にモデリングできる(スカルプトの強み)
・操作が簡単
・低価格(3Dソフトの中で)
・初心者でも操作を覚えるのは簡単
ZBrush Coreの操作を覚えるのはとても簡単です。モデリングソフトには、maya、blender、3dmaxと様々なものがありますが、ZBrush Coreはスカルプトというモデリング手法に特化したソフトです。
このスカルプトとは、ざっくり表現すると、ねんどを使って3Dモデルをつくるイメージです。ねんどは、指で押せばへこみ、部分的に引っ張れば伸ばすことができますよね。
それと同じように、ZBrushCoreではブラシと呼ばれるペンを使って、丸い球体を押したり引っ張ったりすることで、3Dモデルをつくることができます。
私はZBrush Coreを使うより前にblenderという無料ソフトを使ってみたんですけど、操作が難しくてモデリングする前に諦めてしまいました。
一方ZBrush Coreを初めてモデリングしてみたとき感じたのは、簡単につくりたいものがつくれる可能性でした。 やってて楽しく、覚える操作も簡単なため、モデリング初心者にもおすすめです。
・短時間でモデリングできる
上の項目でも書いた通り、ZBrushCoreの最大の強みは、直感的に操作できる点です。これにより、短時間でリアルなモデルがつくれます。
このメリットはスカルプティングの最大の魅力と言っても過言ではありません。 初心者でもモデリングする手順を覚えてしまえば、すぐにスカルプティングができるようになりますよ。
特に、スカルプトと、生き物やクリーチャーは相性が良いです。人型モデルも簡単につくれるので、生き物をメインにつくりたいよーって方には特におすすめです。
短時間でモデリングを可能にしている理由は、ZBrushCoreがスカルプトに特化しているからだけではありません。ZBrushCoreはほとんどの操作がボタン1つで実行でき、ショートカットもつくれるため操作が簡単です。
このことも短時間でモデリングを可能にする理由であると思いました。
・フィギュアレベルのモデリングができる
ZBrush CoreはZBrushの廉価版ですが、リアルなモデルもつくることができます。
ZBrush Coreを使いこなすことができれば、お店で売ってるようなフィギュアのような繊細なモデルもつくることができちゃいます。
unityやUnrealEngineやどのゲームエンジンでキャラクターを動かしたり、VRchatで使ったりできるようなモデルをつくることもできますし、率直に言って買ってよかったです。
以下の広告の表紙のようなハイクオリティなモデルをつくることができます。
※この書籍はZBrushCoreを使って作成しています。表紙のようなモデルをつくりたいと思った方は書籍を読みつつ学習するのが、最短経路ですよ。
■ZBrush Coreを実際に使ってみて感じたデメリット
次にZBrush Coreのデメリットを紹介します。私はZBrush(無印)もトライアルしたことがあるので、その経験も踏まえて紹介します。
※ZBrushも購入しました。ZBrushを利用した経験も踏まえてデメリットを説明します。
・ポリゴン数が減らせない
ZBrush Coreでは、多少ポリゴン数を減らすことはできますが、自分の思い通りに減らすことはできません。
ゲームエンジンやVRchatで動かす場合には、ポリゴン数はとても重要です。ポリゴン数が大きくなりすぎると、処理が遅くなってPCが固まってしまったり、そもそもインポートさえできなかったりします。
対処法としては、ZBrush Coreでつくったモデルを別のモデリングソフトに移し、別ソフト側の機能を使ってポリゴン数を減らす方法があります。
※ZBrush(無印)にはZリメッシャーと呼ばれる機能があるので、ポリゴン数の問題はありません。
・高度なレンダリングができない
ZBrush Coreだけでなく上位版のZBrushもそうなのですが、世間でよくみるようなフォトリアルな3DCGをつくるには、レンダリングソフトを導入しなければいけません。
私はモデリングしたいことしか考えていなかったんですが、せっかくつくったものはいろんな人に見てもらいたいし、知ってもらいたいと思うようになりました。
そこで調べるとレンダリングという処理が必要だということがわかりました。
1モデルをつくる(モデリング)
2色や影、コントラストを加える(テクスチャリング)
3追加した影やコントラストを画像に焼きつける(レンダリング)
※これはZBrushを使っている現在でも感じているデメリットです。
いろいろ調べてみた私の結論は、レンダリングは別ソフトに任せると割り切るのが吉です。
■まとめ
この記事でZBrush Coreについて書いたことをまとめると、以下のようになります。
・短時間で高レベルのモデリングができる
・操作方法は簡単
・レンダリング、テクスチャリングには別ソフトが必要
メリットもデメリットも書きましたが、結論としては、買ってよかったソフトです。
blenderで挫折した私が3DCGをまた学びたいと思ったきっかけはZBrushCoreを始めたからです。
値段の割に、これだけの機能が使えれば十分にコスパが良いと思うので、3DCGを始めたいと考えている方はぜひZBrushCoreの購入を検討してみてください。
ZBrushCoreを安く買いたい方は、以下の記事がおすすめです。ZBrushCoreの販売先を調べて比較しています。
ペンタブを持っていない方は以下のAmazonでペンタブとまとめて購入する方法が一番おすすめです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。