【ZBrush】ハードサーフェスのモデリング方法

ZBrush
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ZBrushでのハードサーフェスのモデリング方法についてまとめていきます。
無機物、機械、ロボットなどのハードな局面をモデリングしたい方向けの情報になります。

この記事では、私が調べたZBrushでのハードサーフェスのモデリングに関して使える機能、ブラシの情報をまとめて書いていきます。

ZBrushは滑らかな面の造形に特化したソフトですが、ハードサーフェスのモデリングに必要な機能も兼ね備えています。
今回は、ハードサーフェスのモデリングもしっかりできるよってことを知っていただければいいなと思います。

 

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■ハードサーフェスモデリングに使えるブラシ

・Pinch

Pinchブラシは、なぞった軌跡を尖らせることができます。詳しく説明すると、周りのメッシュを描いた軌跡に沿って収縮させることで、角を立てることができます。
似たようなブラシで、DamStandard+Altがありますが、こちらは描いた軌跡近くのメッシュを盛り上げるだけなので、違う挙動となります。
Pinchブラシは、以下の画像のような効果があります。

 

 

・hPolish

hPolishブラシは、面を平らにします。hPolishは、なぞった周りに対してなめらかにしていくので、使い勝手がいいです。
Polish、sPolishが似たような効果がありますが、まずはhPolishを使うことをおすすめします。
hPolishブラシは、以下の画像のような効果があります。

・Trimadaptive

Trimadaptiveは、角に対して使えるブラシです。角にこのブラシをかけると、角が平らになります。ベベルのように角をとって平らにすることができます。
Trimadaptiveは、以下の画像のような効果があります。

・ClipCurve

ClipCurveは、描いた軌跡に沿って、メッシュを平たんにすることができます。大まかな外観を作る時に使えると、とても便利なブラシです。また、対称化が使えるため、左右対称に、メッシュの形を整えることもできます。
ClipCurveは選択されたメッシュを、描いた軌跡に沿って平たん化するだけなので、ポリゴン数は変わりません。なので、ClipCurveを使って変形したあとは、ダイナメッシュ、Zリメッシャーなどで、ポリゴンの再配置をおすすめします。
ClipCurveは以下のような効果があります。

 

 

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■ハードサーフェスモデリングに使える機能

・ライブブーリアン

ライブブーリアンは、ZBrushのみで使える機能です。廉価版のZBrushCoreでは使うことができない機能になっています。
ライブブーリアンは、ブーリアン演算を、リアルタイムで行うことができます。複数のオブジェクトを重ね合わせたり、削ったりすることができます。ZBrushCoreでも、ライブブーリアンでできることを再現できますが、時間効率が違いますね。
ZBrushが使えるなら、絶対に覚えておいた方がいいです。
ライブブーリアンは、以下のような効果があります。

動画の方がわかりやすいんじゃないかと思い立ったので、動画形式での説明も作成しましたので、ぜひ見に来てください!
【ZBrush】ハードサーフェスに使えるブラシ・機能を紹介!

【ZBrush】ハードサーフェスに使えるブラシ・機能を紹介!

 

・ZModeler

ZBrushではZModelerというローポリゴンモデリングの行える機能があります。

ZBrushはポリゴン数の多い状況でのモデリング、スカルプトに特化したソフトですが、ZModelerを利用すればドット、エッジ、ポリゴンの3パターンでローポリゴンのモデリングを行うことができます。

ZBrushでハードサーフェスをつくる際にはかなり役立つ機能なので学習すべき機能ですね。

2019年にZModelerの学習本が出版されたので、ZModelerを学習したい方におすすめです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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