ZBrushの廉価版ZBrush Coreで使用できるブラシをまとめました。ZBrushのトライアルをしている方で、ZBrush Coreの購入を検討している方は参考にしてみてください。
私自身ZBrushのトライアルをしていたのですが、ZBrush Coreを買うかで迷っていました。
そのとき、いくら調べても、ZBrush Coreで使えるブラシが確認できなかったので、この記事でまとめました。
同じ疑問を持つ方の参考になれば幸いです。
■ZBrush Coreで使えるブラシ一覧
Pixologic公式HPでも提示されていますが、ZBrushで扱えるブラシは300種類以上、ZBrush Coreでは30種類となっています。
実際に私が購入したZBrush Coreで扱えるブラシは、基本ブラシ29種+ライトボックス内ブラシ6種の計35種となっています。
以下にZBrush Coreで使えるブラシ一覧の画像です。一枚目がブラシタプで選択できるブラシで、二枚目がライトボックスから選択できるブラシです。
↑ブラシタブから選択できるブラシ一覧(29種)
↑ライトボックス>ブラシから選択できるブラシ一覧(6種)
ZBrushのトライアルをしているかたは自分の画面と見比べていただければ、ブラシのバリエーションの量は一目瞭然だと思います。
ZBrush Coreでは必要最低限のブラシのみとなっています。
じゃあZBrush Coreでは作れないモデルがあるのか、答えはNOです。ZBrush Coreでも使いこなすことができればどんなモデルでも作れます。しかし、ネックになるのは時間効率の点です。ブラシのバリエーションの多いZBrushの方が短い時間で幅広い表現ができることは簡単に想像できると思います。
ZBrush Coreの可能性をお伝えするために、私もモデリングをがんばります。
■ZBrushはできて、ZBrush Coreはできないこと【初心者(筆者)の経験談】
以下ではZBrushトライアルをした後に、ZBrush Coreを購入し使ってみて筆者が感じたことをまとめています。
一言で言うなら、ZBrush(無印)は完璧なモデリングツールでした。機能は豊富ですし、自分がこうしたいと思ったことは、調べれば全部実現できました(下絵の設定やオブジェクト同士のブーリアン演算など)。
ところがZBrushトライアルが終わり、ZBrush Coreを使ってみると、機能の幅がめちゃくちゃ減っているではありませんか。
初めてZBrush Coreを開いたときは、あまりの機能のシンプルさに笑ってしまいました。
以下では、そんなモデリング初心者の筆者が学んだ、「ZBrushはできて、ZBrush Coreはできないこと」をまとめていきます。
・下絵の設定ができない
タイトルの通りです。ZBrushは画面に下絵と設定したままモデリングが行えますが、ZBrush Coreでは下絵を設定することができません。下絵は別端末に表示することもできるんですがやっぱり視線を動かすのがめんどくさい…
また、下絵がないため色塗りはパレットから色を調節しなければならないのでそこが手間だと感じました。
以下の画像のように、ZBrushでは下絵を設定できます。
・ポリゴン数削除の手段が少ない
ZBrushではZリメッシャーと呼ばれる、ポリゴン数を削減数機能がありました。ZBrush CoreではZリメッシャーが扱えず、ポリゴン数を削減する手段は私の知っている限りではダイナメッシュのみとなっています。
Zリメッシャーは、トライアルの時によく使っていたので悔やまれますね。レンダリング処理するだけならポリゴン数の大小はさほど重要ではありませんが、ゲーム上で動かすとなると話は変わってきます。
現状できる手段としては、ZBrush Coreでモデリングを行い、無料モデリングソフトのblenderを使ってポリゴン数を削除する方法を考えております。このことも後々記事にしていく予定です。
以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございました。